私たち「大田区の子どもの健康を放射能から守る会」の放射性物質測定チーム「あんしんプロヴィジョン」が、大田区から業務委託を受けて、食品の放射性物質測定室を運営しています! 大田区民は無料で測定できますので、ぜひご活用ください! 詳しくは…大田区放射性物質測定室(ニックネームは小さなお子様でも親しみやすいように「ベクレンジャー」となっております!)

【大田区の子どもの健康を放射能から守る会-大田区の現状】

◆大田立の小学校・中学校の雨どい付近から最高で毎時1.01マイクロシーベルトの空間放射線量が測定された件について

以下、大田区のホームページより引用。
 大田区立・馬込第二小学校(大田区南馬込三丁目10番1号)の校庭花壇付近の空間放射線量を同校教諭が簡易計測器で測定したところ、7月に計測した校庭の空間放射線量より高い値が出ました。

 これを受けて、10月3日に大田区がシンチレーションサーベイメータで測定したところ、花壇に接している雨どい2本の脇において、それぞれ毎時0.64マイクロシーベルト、0.62マイクロシーベルトが検出されたました。(地上5センチメートル)

 なお、これらの測定地点から1メートル離れた所では、毎時0.11マイクロシーベルトという通常の数値であったため、直ちに児童が近づかないよう周辺への立ち入りを禁止し、ブルーシートで被覆する緊急対応を実施。 その旨を保護者に対して文書により周知して緊急調査を実施しています。

 大田区では、この件を踏まえ、保育園/児童館/小中学校の類似形態の雨どい208か所(保育園5園、児童館1館、小学校25校、中学校12校。※私立幼稚園は含まれず。)の空間放射線量の緊急調査を実施。その結果、小学校9校、中学校4校の計30か所で、毎時0.25マイクロシーベルト以上の数値が検出されました(いずも地上5センチメートル)。

【注意】一部、花壇を計測という報道もありましたが、正しくは雨どいです。おそらく、最初に発見されたのは「花壇に接している雨どい」という情報から勘違いされたものと思われます。

 毎時0.25マイクロシーベルト以上の数値が検出された学校については、該当箇所への立入禁止等の措置をとりました。

 放射線量の測定等について協力協定を締結している国立大学法人東京工業大学の助言を踏まえ、原因究明と放射線量の低減対策に速やかに取り組む予定です。

 10月14日発表の最高値は大森第四中学校の1.01マイクロシーベルト
大田区が独自に設定した除染対象の0.25マイクロシーベルトは、国際放射線防護委員会(ICRP)の基準を採用したのかもしれません。
 環境省の方針である0.23マイクロシーベルトよりも高めの設定です。

 また、今回計測しているのは、「校舎等の雨どいから雨水が入り込み蓄積している箇所」ということで、雨どいから直接雨水マス内に排水されるタイプは測定していないのではと思われます。

 以下は大田区の基準である0.25マイクロSv以上の数値が出た施設です。
(最大値のみ。単位はマイクロシーベルト/毎時)
馬込第二小学校0.64
羽田小学校0.64
雪谷中学校0.96
糀谷中学校0.32
山王小学校0.80
池雪小学校0.36
清水窪小学校0.51
馬込東中学校0.35
大森第一小学校0.42
開桜小学校0.70
南蒲小学校0.67
東蒲小学校0.35

以下は環境省の方針である0.23マイクロシーベルトよりも高めの数値が出た施設です。
東調布第一小学校0.23
田園調布中学校0.248
松仙小学校0.246

その他詳細は大田区ホームページをご覧ください。